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価格高騰時代の強い味方! 最強コスパと静粛性が魅力の「ZEETEX(ジーテックス)」にアジアンタイヤの進化を見た
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ベストカー編集部が注目のタイヤ通販サイト「オートウェイ」を使って社有車、カローラ・ツーリングのタイヤ交換を実施。タイヤはUAEドバイのタイヤブランド「ZEETEX(ジーテックス)」の ZT1000をセレクト。果たしてその実力はいかに?
文/ベストカー編集部 写真/西尾タクト、提供/オートウェイ価格高騰時代にあらわれた強い味方 「ZEETEX(ジーテックス)」
これまでは国産タイヤメーカーをチョイスすることが多かったベストカー編集部のクルマ。
しかし、最近ではアジアンタイヤを中心とした海外勢の品質アップが著しいという声が聞こえており、編集部もそのポテンシャルに興味津々です。
昨今の原材料費高騰も理由のひとつ。タイヤも例外ではなく、大手メーカーなどでは4月に値上げが行われています。そんな背景もあり「少しでもリーズナブルなタイヤを採用してほしい」という切実な経理部の声も勘案し、タイヤ選びをしました(…といいながらホイールも新調してしまいました)。
前回記事で紹介していた「Verthandi(ヴェルザンディ)」のアルミホイールとZEETEX(ジーテックス)のZT1000(サイズは205/55R16)のタイヤ4本セットで5万9560円と超お買い得。安くていいタイヤを選択したことを経理部に納得させるべく、今回は編集部F氏が経理部N氏を誘ってテストドライブにレッツトライです。
'."\n";※価格はいずれも取材当時のものです。
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ZT1000は左右非対称のパターンを採用し、見た目もすっきりとした印象だ
編集部F(以下F)
「これがZEETEXのZT1000ってタイヤなんですが、今回はあわせてホイールも新調したのでカローラ・ツーリングの印象も変わったでしょう!?」
経理部N(以下N)
「ネットによると税込1本、4690円と会社にはありがたいプライスです。1本あたり5000円台は国産メーカーの半分以下の金額ですね。まぁ、ホイールまで交換するとは想定外でしたが……(苦笑)。ところでZEETEXってどんなブランドなんですか?」
F「UAEドバイに拠点を置くブランドで、世界85カ国で展開してるんですって。サイズ展開も豊富で、エコタイヤからスタンダードタイヤ、SUVタイヤまで幅広く取り扱っているようです」
N「へぇ、世界85カ国とは、かなりグローバルなんですね」
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ZEETEXからは今回紹介した「ZT1000」以外にも、プレミアムタイヤの「HP3000 vfm」(16~21インチ)、コンフォートタイヤの「HP2000 vfm」(15~19インチ)、スタッドレスタイヤの「WP1000」などといったタイヤが展開中。いずれも購入はオートウェイのHPより購入可能
F「そうそう、日本ではまだなじみは薄いけど、ヨーロッパでの知名度は上がっているそうです。スタッドレスタイヤのラインナップもあって、日本市場にも積極的に参入しているようです。見た目もトレッドは左右非対称のパターンを採用しています」
N「確かに4本の比較的太く深い溝が刻まれていて、どことなくプレミアムコンフォート系のタイヤをイメージさせますね」
F「そう、パターンからは排水性が高そうなイメージだけど、今日は雨が降りそうだしウェット性能も試してみましょう」
早速、ベストカー編集部名物「音羽のニュルブルクリンク(※通称・音羽ニュル)」でテスト開始!
音羽ニュルとは…片側2車線の幹線道路や住宅地を抜ける約3.2kmのコースで、一部が通学路となる30km/h。道路には急カーブやクランクのほか急坂、波状路などがある
N「とても静かですね。もっとロードノイズが出るのかと思ったのですが意外でした」
F「そうでしょう、運転していても乗り心地がいいんです」
N「衝撃的だなあ。10年くらい前に乗ったアジアンタイヤはもっとごつごつとした雑な印象でしたよ」
F「アジアマーケットのクルマの進化に合わせて最近ではトレッドパターンの研究やコンパウンドの品質など、アジアンタイヤメーカーも進化しているんですよ」
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音羽ニュル名物の波状路を走っても不快な突き上げはなし。雨天の下りコーナーも不安なくトレースしていった
N「この乗り味ならアジアンタイヤでいいかも!?あとは耐久性が気になるところですね。これで長持ちしてくれるなら、経理的にもポイントが高いですよ」
F「そこは1年に2万km近く走る社有車だけに、今後じっくりと見ていきましょうか。さあ波状路に入りますよ」
N「あ、うねうねの波状路ですね……。大きな突き上げ感もなく、想像以上にしなやか」
F「経理的には音羽ニュルのテストは合格ということでよろしいでしょうか?」
N「はい、でも高速道路の安定性が気になりますね」
音羽ニュルでのテストを終え、次は首都高速走行だ。東京・西神田出入口から竹橋ジャンクションを抜けて都心環状線へ!
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高速道路の走行では、特に乗り心地のよさと静粛性の高さに驚いた!
N「ぽつぽつですけど雨が降ってきましたね」
F「テストにはちょうどいいかもしれませんね。さあ、加速していきますよ。現在時速60km/hです」
N「静かですね。だいぶ路面もウェットになってきましたが、横に乗っていて不安感はありません。振動も感じないし、高速でも乗り心地のよさを感じます」
F「濡れた路面でもグリップが効いている印象ですね。コーナーリングも怖さを感じませんでした。もちろん、あくまで交換したばかりだから、このあとも乗り続けてどんな風に変化していくかが気になるところですね」
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編集部近隣のテストだけでなくロングドライブもしてみたいと思い、キャンプ場取材へ!
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230kmほど走ったが、21.0km/lと燃費も上々だった
ZEETX ZT1000に乗ってみて…アジアンタイヤの見方が変わった!コスパのよさは間違いなし!
F「助手席の印象はいかがでしたか?」
N「いやあ、アジアンタイヤの印象が変わりましたね。正直、失礼ながら『安かろう、悪かろう』って思っていた節があったのですが、この乗り味なら個人的にも一度試してみるのはありなんじゃないかなあ。アジアンタイヤっていう選択肢が見えてきた感じがします。このリーズナブルさの魅力がわかるんじゃないでしょうか」
F「そうですね。例えるなら国産のプレミアムタイヤは一流シェフのフレンチという感じなのですが、近年のアジアンタイヤは町のお弁当屋さんで買えるコスパに優れたおいしいお弁当。比べるものではないけど、それぞれ食べたくなるし、よさがある……という感じかな」
N「言い得て妙ですね。今回は音羽ニュルなど近隣での走行が中心だったけど、この価格なら、コンパクトカーのような外回りの営業車にもおススメかもしれないですね。経理的目線で言うと」
F「確かに長距離で乗った時の快適さはやはり国産のプレミアムタイヤのほうが上でしょう。でも、そこまではいらない、遠出はあまりせずに普段使い、というなら満足度は高いはずです」
N「いずれにせよ色んな選択肢があることはいいことです。あ、いいキッカケなので社内のコストカットも進めていきます(キッパリ)」
F「それはまた別の話なのでは……(汗)」
気になった方は…オートウェイの公式HPをチェック
気になった方はZEETEXの日本総代理店を務めるオートウェイのホームページからぜひチェックしてください!購入もHPからお近くのタイヤピットを探して取付日程を選べば、あっという間に交換できちゃいます。
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オートウェイのホームページから好みのタイヤをオーダーし、最寄りのタイヤピット取付店へ送ってもらい、予約した時間に行って装着すればOK。アルミホイールとセットでオーダーすれば、しっかりとバランスが取られた状態で届くから安心です
Verthandi PW-S10とセットでご購入の方は、
愛車に装着可能かチェック!